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プロフィール

琴葉

Author:琴葉
2014年3月、突然夫が脳幹出血で倒れ、遷延性意識障害に。
また取り戻したい、夫婦の幸せな時間・・・
在宅を目指す日々や届いたメッセージを綴ります。

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~先のことは考えない~ 在宅介護生活目指して・・・時々神さまからのメッセージ
大雪
雪雪雪
雪かきしてもきりがない。
車を出すことがこんなにも大変とは。

昨日、主人は退院した。
入院の延長は出来なかった。
ベッドが満床の上に、入院待ちの方々がいらっしゃる。
この大雪・・・どうなることだろう。

病院にいれば安心だった。
改めて病院で主人をみていただいていることの有り難さを思い知る。

この雪は容赦ない。
いつまで続くかわからない。
私一人ではもたない。

数日前、訪問看護ステーションに連絡した。

予定通り、退院します。
夜中の訪問は大変だと思いますが、申し訳ないですがなんとかきてください。
ご都合のつくお時間、何時でもいいです。
出来れば早くに来て頂いて、うちで休んでもらえませんか。
なんとかお願いします。

わかりました。
そのようにお伝えします。

この雪、訪問がどれだけ大変か。
でも、退院してくる以上お願いするしかない。

準備をして病院に向かった・・・とは簡単にいかなくて
雪かきしてあったのに、短時間ですごい積もりよう。
車を出せるようになるまで、また雪かきに追われる。
時間の段取りが大幅にくるった(ーー;)

病院に向かう道路も想像以上。
前日も通ったのに、1日でさらに状態がグレードアップしていた。

まるでスキー場のナイターのゲレンデのこぶのよう。
前の車がスリップしてタイヤが空回りしている。
さらにこぶの溝が深まる。

それでもなんとか抜け出ていった。
次は、わたし。
案の定スリップした。
ふかしても抜け出せない。
ここをさけてはいけないし、みんなはまるからひどい状態だ。
私もそうしたけど、後続車は結構後ろでとまっている。
すべってぶつかられたら困るのだ。

スコップをつんでいる。
運よく、なんとか抜け出せた。

しばらくこぶこぶは続いて、車がバウンスしながらすすんでいく。
スピードは30も出せてない。

余裕をみたのに完全に間に合わない。

・・・ ・・・ ・・・

病院に着いた。
みなさん待っていた。
早く病室をあけなければ。
大きなカートにあせって荷物を放り込んだ。

実はこの日は施設に一泊して、明日から自宅ということになっていた。
施設はもちろん満杯だろう。
前にケアマネさん(施設の専務さん)に連絡した時は、天気予報をみながら
雪は大丈夫でしょうと話し合っていた。
ところが1日ですごく降り積もってしまった。
無理なことと思いながら病院に向かう中、急遽なんとか延泊させていただけないかとお願いした。

退院当日のお願いにもかかわらず、去年の腰痛の時に続き、またも延泊を可能にしてくださった。
なんとかなると覚悟はしていたけど、なんて有り難い、ほっとして心がかるくなった。
とにかくこの雪が落ち着いてほしい。

施設のドライバーさんは、8号線を通って来たけれど道がひどい状態だったので
帰りは私が来た道を走るとおっしゃった。

いえ、こちらの方がきついと思います。こぶこぶで車がスリップします。
私は、8号線を走ります。

そうか、8号線もひどいが、仕方ないね、また8号でいくかとおっしゃって出発された。
見送ってから、退院の手続きやら支払いなど済ませ、外に出たら吹雪いていた。

ホワイトアウト。
こんなに怖いとは。
道路もまわりもなにもかも白一色の景色で、吹雪いているから
上も横も前も白しかない。
いったいどこをはしっているのかわからなくなる。
三次元がわからないというのは、はじめて。
白ってすごい。

前からぼんやり明かりが浮かぶ。
対向車のヘッドライトだ。
まったく車が見えない。
白の中にライトがボーと見えるだけ。
こわくて止まりたくなるけど、後ろから車がきているのかもわからない。
本当に感覚がわからない、白だけの孤独な世界。

ここはどのへんだろうと思ったら、パトカーが見えた。
8号線に続く道路が封鎖されていた。
なにかあったのだろう。
雪の中、おまわりさんも大変だ。

迂回したら渋滞にまきこまれた。
でも、前に車がいることに安心感を覚える。

主人たちは大丈夫だろうか。
病院から施設は、ふつうでも1時間はかかる。
無事に着いてと気にかかった。

やっと帰ってこれたと思ったら、駐車場が見事に雪で車がとめられない。
吹雪の中の雪かき・・・もう雪の捨て場もない・・・

訪看さんがきてくださっても、そのたび雪かきに出れないから
車がとめられない。
本当に延泊出来てよかった。

訪問看護ステーションに延泊になったことを連絡した。
担当の訪看さんが出られて、夜中はお泊りして看護する態勢をとっていました
とおっしゃられた。

主人も無事施設に着いていた。

運転はとても緊張したけれど、皆さんに支えられていることを幸せにおもう1日だった。

雪は悪くないけれど、少し手加減してほしいな。






































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断捨離
主人はレスパイト入院に入っている。
まだまだ寒気が続くらしい。
とてもありがたい ・・・ ・・・ なのに・・・
入院中は、正直切なく感じる場面もいろいろある。

少しでも動ける人と、自力では全く動けなくて話して伝えることもできなくて
気づいてなんとかしてもらえるのをただひたすら待つしかない人とは
同じではないとおもう。

気遣いが同じではないふうにあって欲しいとおもう。

ベッド柵にあたっていたり、体こうで手首が曲がったままだったり、足首が曲がったままだったり
横向きで、下半身にクッションがはいってなくて足が突っ張ていたり、腕が後ろに落ちていたり。

お部屋が暑くて、身体、特に背中がすごく暑くなっていても、いつもお布団がしっかりかかっている。
老人の方はとても寒がりだけど、うちは熱がこもる。、水分量もかえられない。

そのままの状態で何時間も過ごすしかないと辛い思いをしているかもしれない・・・。
ボトックス注射をうっても曲がったまま固まるかもしれない・・・。
ポジショニングはリハビリと同じくらい大事だともおもう。

見て感じればわかることや、通りすがりにちょっとなおすこともできるのではないかなぁ?
毎度、言葉を選んで改善をお願いする。
わかってもらえてすぐになおしてもらえるけど
その時だけということが多い。
白板に書いてくださっても、あまりかわらないし・・・。

皆さん優しいし、人手が足りなくてとてもお忙しい。
私の見えないところで、たくさんのことをこなしていらっしゃることでしょう。
何回もお伝えしていると、自分が細かいいやな患者家族ではないかと思えてきて
卑屈に思ったりする。
それに、生命にかかわること、栄養や投薬、その他必要なケアはしていただいている。

以前、親しかった訪問看護師さんと介護士さんに、病院は命をあずかるところ
生命や病気にかかわる看護をするところで、クッションの入れかたをどうしろとか細かいことをいうのは、
モンスターだと言われたことがあった。
口をそろえて、そういう人はモンスターだとおっしゃった。

とてもショックでしばらく顔をみるのが嫌だった。
私はモンスターなの?

自分に常識がないのではなく、立場や人にとっての常識があるのだと思うようにした。
結局、この温度差は大きくて、縮まらなかった。

患者は、病院で過ごす時間がすべてになる。
病院という場がその人の生活の全てで、そこで生きる時間が全て(命が尽きるまで)の人もいる。
少しでも快適に、いえ、苦痛なく過ごすことができるようにと願う。

切ない想いはするけれど、お世話になっている病棟の看護師さんは
明るくて優しくて責任感が強いひとが多い。

そして、この大雪にたいへんな苦労をして出勤されている。

とくに夜勤の時のお話しは凄くて盛り上がった。
雪で、川との境目がわからない道路をはしっているから、いつ落ちるかわからないというお話し。
家を出る時にはまず雪すかしから始まり、40センチくらい新雪が積もっている道路を時にはすかし、
時には気合で走り、とてつもなく時間をかけて病院につくというお話し。
吹雪で前が見えなくて、とても恐くてすごくのろのろ運転をして、大型トラックにずっと煽られたというお話し。
アイスバーンで曲がりきれなくて、いつも対向車線にはみ出すというお話し。

命をかけての出勤やねと笑っているけど、山と川に挟まれたこの病院、この悪天候、
雷鳴とどろき、猛吹雪の中、そのご苦労は想像を絶する。

レスパイト入院で私たちは支えていただいている。

いつも感謝している。

それでも、入院生活の現状は時に切なく、伝える術がない主人の身体状態に
悲しみを感じてしまう。
どうすればこの感情に折り合いをつけれるのか、模索している。

断捨離のことのつもりが、なぜこうなった?^^;












埋まっていたもの
夜勤(主人専属)しても意外と元気だ。
主人が不随運動も少なく、痰も落ち着いて熟睡してくれてたおかげだ。

朝、ベランダにおいてあるおむつやパッド専用のごみ箱が、バネ付きの蓋がとんで
横倒しになっていて、ゴミ袋の中に新聞紙にくるんであったそれらのものが散乱して
各々の姿で雪に埋もれていた。

夜中は、窓から手だけだして捨てれる位置のごみ箱もバネ付きの蓋が開いていて
中身は雪のオブジェになっていた。

別にゴミ袋にいれて結んでおいてあったそれらは雪をかぶっていたけど無事だった。

うけた(*^▽^*)

台風の時はすべて部屋に入れたのに、ぬかった。

マンションは玄関は小さいし廊下は狭い。
猛吹雪が続くと・・・仕方あるまい・・・ 部屋に専用ごみ箱が鎮座する(ーー;)

午後3時、施設からお迎えがきた。
すばらしい。
どこもかしこも渋滞。
いろんな方のご努力に頭がさがる。

お泊りはずっと満室状態。
例えば高齢者の方だけのお家はどんなに不安で不便なことでしょう。
訪問するにも、車が入れないところもあるときく。

外はまた吹雪いてきた。
うちは今日、お泊りできる。
明日は朝から外出の用事をまとめていれてある。
車を出せるようにしておかなければ。

寝てないけど、テンションは高い。
車はマンション近くの車屋さんの空きスペースをお借りしている。
まだ日があるうちになんとかしよう。
スコップをもって歩道を歩く。
歩道も人が歩いて踏み固めた一本道ですれ違うのも一苦労だ。

現場についてあんぐり口が開いた。
はるか向こうに私の車が埋もれていた。
何台も埋もれていて、とても出せる状態ではなかった。

若社長さんがいらして、除雪車を頼んでいますが今日は無理で
明日は何とか来るとのことです。
それまでは、どうにもなりません。

一気に力が抜けた。
吹雪が強くなってきた。

交通網もがたがた。
ひとまず帰るしかない・・・。













寝顔
一日中雪。
夕方からさらに雷鳴も加わり、たてよこななめと雪がかぶさってふってくる。
こんな時は、ワイパーも無力だ。

昨日は訪看さんに初めて泊まっていただいた。
お布団も準備した。
この日の夜中の訪問は、うちのみだった。

今また閃光がはしる。
鳴り出した。

外は猛吹雪、視界があるのだろうか。

今日は夜中の訪看さんは無理だ。
天候回復の隙に来ていただこうかと外を伺っていたけど、回復の兆しが見えない。
夜早めに決断した。

今朝看護師さんがおっしゃるには、主人はあまり寝れていなかったらしい。

今日は、朝からマッサージ。
午後から車椅子に乗り、夕方は音楽にのせて車椅子に乗ったままダンス調のリハビリもどきを頑張った。
お相手はわたし。
ここで体力を使ってしまって、しまった~と後で思った。

今はもう零時をまわっている。
主人は不随運動もなく、熟睡中だ。
吸痰しても、体こうしても、オシモケアをしても、熟睡している。

熟睡している主人の顔をみていると、癒される。
いい夢を見ていて欲しい、みているようにみえる。

この寝顔をずっと見るためなら、妻は頑張れますぞ。





お泊り延長
朝、今日こそ腰が楽になっていますように、
期待して起きようとしたけど、ピリッと痛みがはしった。

なにもかわってない・・・ 
今日一日で劇的によくなるか・・・ならないわ こりゃ

頭の中で考える。
ショートスティ先には、水曜日からは自宅で大丈夫です、と伝えてある・・・
施設は他の利用者さんの予約の都合がある・・・
それに、水曜日インフルエンザの予防注射と血液検査のための往診がある・・・
夕方は貴重な訪問リハビリがあるし・・・
木曜日は移動支援の方がきてくださって、主人と車椅子で家からでれる・・・
日曜日は新幹線だし・・・

でも、ロボットのように腰をかばってあるいて、うつむくのも怖い。
膝もへんになってきた。

何かの拍子にギクッといったら、吸痰できないくらいダメージをうけたら、主人はどうなる。

レスパイト入院する方がいいか・・・
そうすると、計画が頓挫する・・・
それより病院が受け入れてくれるか?

ショートステイは延長ですでにご迷惑をかけている。
薬や着替えもとりにきていただいたのに、明日いっぱいの分しかないから
またなくなる。

水曜日午前までなのにまた延長お願いできるだろうか?
もし延長できて迷惑をかけたあげく、新幹線にのりま~すというのは、どうだろか。

自宅介護頑張って、新幹線に乗りたい。
でも、リスクが大きすぎる。
こんな時、一人で介護することのプレッシャーを感じる。

ぐだぐだ考えずにすぐ相談すればいい。
なるようになるのだから。

ケアマネさん(施設の方)に連絡をした。

すみません、腰痛があまりよくならなくて、宿泊の延長をお願いしたいのですが。
緊張しながらお伝えした。

わかりました。折り返し連絡しますね。

すぐ連絡を頂いた。
今週いっぱい、お泊りしましょうね。
奥さんゆっくり休んでください。大丈夫、その方がいいですから。

迅速な対応と思いやりに胸が熱くなった。
安心して、ほっとした。
いつもみなさんに助けられて、感謝でいっぱいになる。

おまけに薬など足りないものがあるから、取りに来てくださるとおっしゃる。
薬や着替えなど足りないものはどうしようという心配も吹き飛んだ。

それから2時間後、馴染みの訪看さんが取りに来てくださった。

新幹線計画は何回もお話ししていた。

日曜日、新幹線に乗る予定はキャンセルしていないの。
まだなんとか乗りたいと思っているんだけど・・・

彼はおっしゃった。
もちろん。家族の希望に沿うためにうち(施設)があるし、僕らはいるんや。
奥さん、乗るつもりなら出来るだけサポートするし、ホームにも入れるはずだから
乗る時手伝うし、見送るよ。

こんな時、たくさんの人に支えてもらって力をいただいて、進んで行けると
つくづく思う。

夕方、お世話になっている針灸の先生のところに行けた。
何としても治したい。

今日も、悩んでも無駄、考える時間を無くすのは無理でも少しでも短くしようと思った。
そして、毎日感謝の気持ちが沸いてくる日常をすごしていることにまた気づかされる。